2008年2月15日金曜日

アンクル・トリス

昭和42年当時に、サントリーから配本された豆本『洋酒天国』。
たかが40年前なのに、まぁー見事に隔世の感。この編集に携わった人も、
寄稿した人や文面に登場している人も、皆鬼籍に入られている。
有名どこでは、開高健・丹羽文雄・田辺茂一・石津謙介・池島信平・秋山庄太郎
団十郎・三津五郎・松緑・勘三郎(みな先代)歌右衛門・猿翁・・・・・
エッセイの中でも懐かしい単語が、ビフテキ・トックリセーター・チャーミング
ウクレレ演芸・タルカンパウダー・舶来・ドスキン・三等重役・・・・・
ウイスキー・ワインなどのエッセイも、チーズの話も服飾の話も驚きの連続。
今じゃ一般人でも知っているようなことが・・・とくにワイン編には笑える。
40年前って、外国がもっともっと遠い場所だったんですねぇ。
           ただし
こんな小さな豆本に、今じゃ考えられないほどの上質が隠れている。
  (現代じゃこんな贅沢本、絶対に製本出来ないんじゃないかなぁ)

   アンクル・トリス

今時の芸能ネタには疎いオジ、特にティーンエイジャーには興味がない。(でも)
テレビのニュースで、AKB48と国生さゆりがバレンタイン・キッスを唄ってた。
国生さゆりかぁー、んー・なんかいいなぁ!
言い方が悪いけど、オバちゃん的年齢になって一段と素敵になりました。
受け答えも、人柄から来る真っ当な大人の対応ですねぇ。
誰でも平等に歳は重ねて行くモンなんですねぇ。(芸能人でも)
十代の子達の中で歌っている姿も、負けるどころか一番余裕で華がありました。
いつだったか記者会見のときの彼女の潔さに、
本来あるべき日本人の恥の文化を見た思いがしたなぁ。
        なんてね、他愛の無い独り言でした。

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