2015年6月30日火曜日

Antique

昨日、二十代からの古物行商許可証(骨董業許可証)を返納しといた。
まーね、所持していてもいいんだけど、
古物商の実態は無いし、ボクは豆腐屋ですからね。
骨董好きのボクには、ホント長い間いろいろ役にたってくれました。
それこそ魑魅魍魎、海千山千、筋金入りの骨董稼業を垣間見れたこと、
最下層からその世界の殿上人まで、
おかげさんで、こんな奥行きのある男になれました。(ウフッ)


無くしたり欠けたり人に譲ったり、
形あるものは少しずつ消えてゆきます。


10代の終わりに買った錦手の膾皿六枚も、いよいよ最後の一皿に。


30代の頃、京都・新門前の骨董商『小幡』で一目ぼれした古渡りのグラスは、
20年の間に十客が五客になってしまった。

膾皿は日常使いで、グラスは上等な酒の時だけだったけど、
どちらも愛着は同じだったのね。




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