2015年12月23日水曜日

He looks very good with a mustache.

子供の頃、狩猟をやってた親父が持ち帰ってくる鴨が苦手だったのだ。
野生だからしょうがないのだけど、かなり獣臭かったのだもの。
トラウマとはそんなモンで、
だいぶ大人になってからでした、その肉の旨さに気付いたのは。

今では鳩も山鴫も鶫(自称輸入モン)も鶴(密輸)も食っとります。

京都の割烹『西角』さんから届いた鴨ロース、ありがとうございます。
コックリと濃厚な鉄分の旨さが、噛むほどに口中に溢れます。
はちみつで溶いた粒マスタードとともに。
煮汁は炊き込み御飯に使わせていただきます。

髭の今西さま、なによりです。


器・三上 亮

冬の京都がいちばん。
「そうだ京都へ行こう」
年明け後にでも行ってくるかな、余裕があったらだけど。(この場合、とーぜんお金でっす)






2 件のコメント:

ねずみおやじ さんのコメント...

>狩猟をやってた親父が持ち帰ってくる鴨が苦手
えっ!お宅も!?

ウチも親父が鉄砲やってて軒先の梅の木にぶら下がった獲物は
自分の瞼に焼き付いているグロな情景です

雉や山鳥なんてぱさぱさでウマくもなんともない
残った散弾で歯を痛めた記憶だけです

猪も熊も獣臭くて食えたものじゃないけど
鹿はウマイですね~♪(親父の仲間の獲物でしたが)
ステーキとかシチューとかに仕上げて頂きました

鶴?ウマイの???

なごり雪 さんのコメント...

ねずみおやじさま

当時の流行だったのかな?
けっこう多かったですよ。

ほんと臭くてねぇ、
山鳥なんか剥製にしたり、キツネはマフラーに加工したり。
今も秋田の大豆農家さんから散弾入りの鴨を頂いてます。
もちろん鴨汁蕎麦でね。

ツグミは美味よん、シギは干し草の香が強く、
ツルは中華料理の甕ごと蒸すスープでした。
大きな甕の中で、原形を保ったまま出汁の素にされてまして、
食ってみたけどパッサパサの肉だったよ。
料理長がバッグに忍ばせて中国から持ち帰ったぶつでした。