2016年10月15日土曜日

Jet black

最後に漂着したのは先斗町の最深部、大正時代からのBARでした。
やれマッカランだ、やれカリラだなどと言ったところで通用しないぞ、
あまりに研ぎ澄まされちゃってて、髭のブラックしか置いていない酒場です。

無口すぎる店主に、口火を切ろうと寄り添おうものなら静かに撥ね返されまする。
そう、ゴリゴリはいけませぬ。
目には目を、歯には歯を、無口には無言を貫き通すもの。

深い。

洋服ダンスの奥にある、魔界への出入り口のような店。
ある意味これ以上ないダークネスな夜でございました。



2 件のコメント:

ねずみおやじ さんのコメント...

国産ウイスキーの最高峰はブラックニッカだと思う

なごり雪 さんのコメント...

ねずみおやじさま

んじゃなきゃ、時代の中で消えてたでしょうね。
安心して呑めますよ。