2017年7月30日日曜日

Agarwood

時々、書斎で茶の湯を点てております。
まぁ、ひと通りの御道具は持ってはいるのだけど、
まーったくの自己流で、コーヒーサイフォンが釜替わりですからネ。
果たしてこれを茶の湯と言っていいのやら、、、
以前に少々指導いただいた先生さまは、
「哲っちゃんが自分でよければ、ソレでいいんじゃないの」
と言ってはくれますが。



塗り物もいいけど、
風炉用の香合にこれなどどーよ。
その道の方には怒られてしまいそうだけど、
戦前のポマード〈由良椿ポマード製〉の容器なのね。

香木は親しくしてくださる大僧正(80代前半)がくれるし、(ヘヘヘ)




「伽羅でお願いしますよー」


Meet again by chance.

暑さで就寝時にエアコンをつければ、真夜中に「冷え」で目が覚めて、
タイマーをセットすれば、切れたと同時に寝苦しさで起こされてしまう。
天井埋込型はダイレクトに身体に冷気をぶち込んできます、ハイ。
寝ていて太ももの内側が攣るのはエアコンのせいでしょうか。
これが痛いのなんの。
ここんとこ、ボク寝不足気味です。

んで、機嫌悪いゾ。


明治から戦前までの間に製造されたガラス器をコレクしております。
もちろん日本製のやつね。
最近入手したのはオパールセントの小鉢を5客で。
この時代のガラス食器は昨今の食器より小さめで、
酒器では大きく小鉢では小さい。
せいぜい珍味入れかな。


以前購入した同系のコップは冷酒用で重宝してます。
たぶん同じ時代に同じ工房で作られたガラス器でしょうが、
時を経て、ボクの元でまた一緒に暮らそ。

2017年7月28日金曜日

Downtown Heroes

ボクん家の寫眞庫に、旧制広島高等学校のアルバムがあります。
1942-43年当時の寄宿舎『薫風寮』での日々の写真が収められている物ですね。
寮生活を謳歌している若者たちの姿っていうか、
それがね、頁をめくる度、涙が出るほどたまらなくいい写真なんだよなぁ。
皆、いい顔してるよね。

バンカラの時代かぁ。

そのほんの一部ですが。









広島に原子爆弾が投下されたのはこの2年後、
ここに写っている学生さんたちは、、、

Reset

今風カフェは好みではないので、
ちょっと歩いてでも西銀座まで。

ウェスト

この店、いまどき珍しいほど冷房がキンキンで、
一気に毛穴も引き締まります。
ヴェルベットに白カバーの椅子に身体を沈め、
毎度のアイスコーヒーとバナナサンデーで。



今日のバナナのカット技術、下手っぴぃ。

2017年7月25日火曜日

Watermelon

毎週、ユリ根などの飛龍頭材料を届けてくれる築地の仲買さんに、
この季節はスイカもお願いしている。

好物だから超大玉で。

先々週の鳥取倉吉産は旨かったが、先週の長野松本産は見事にコケた。
超大玉ゆえ、コケた場合に食いきるのも苦痛なのね。
んで、待ってました、今週からしばらくの間はデンスケ西瓜の登場なのね。
みちっとした果肉の食感とフェロモン級の芳香は、他の追随を許さないよん。
ただねぇ、、、ちょーっと(すごーく)高値がたまにきず。

まーね、どーでもいー話で。

(メンドくさいから、去年の写真を再利用)





2017年7月23日日曜日

Kontikitin

今年も祇園祭の 粽が届きました。
「ふきあげ」の女将さん、ありがとうございます。

我が家は遠い東の地なのに、
ちょいと気取って店の入り口に鎮座していただきます。
これからの一年、宜しくお願い致します。

ってことで、
どーゆー御縁で手元(我が家)にあるのか分かりませんが、
昭和35年7月17日の祇園祭のスライドです。

京都市電が写ってるし、
二枚目の車は「オースチン・A50ケンブリッジサルーン」でしょうか?
三枚目の説明書きは、「山鉾巡行 烏丸御池より西を望む」です。

ひゃー「隔世の感」を否めませーん。








Mare Fecunditatis

超久しぶりに電車で出かける。
滅ーーー多に乗ることも無いので、
切符を買うのにもドッキドキで挙動不審なボクなのね。

フっと気づくことがあります。
今回のTJライナーもそーだけど、
不思議とボクの隣席は空席となることが多いのね。
そこそこ席数より多い乗客なのだが。

これって、、、どーして?
だだデカイ身体のせいか、滝のように流れる汗のせいか、デンジャラに映るのか。
元来の自意識過剰な精神から、少々物案じな気分になってしまうボク。

決して怪しい者ではありません。デオドラントにも気を使っておりまする。



少し時間があったので、御茶ノ水駅から歩くことにする。
猛暑の昼がウソのよう、やさしい風が吹き抜けます。
山の上ホテル界隈、古書店街を散策し、午後八時に暖簾をくぐる。


自分に「お疲れ様」な気分で、
神田の『鶴八』さんで鮨っ食いな土曜日の夜。
ひとまずサッポロラガーの大瓶でクールダウンってことを。
数分後、この店を誰より愛する同業者のYクンと合流し、
お品書きの木札、右から左へすべて食いつくす。

口開けのカスゴの旨さに二貫食い、東京湾の天然タイラギに涙を流し、
昆布〆カレイの奥深さ、塩蒸しアワビに夏の豊饒の海を想う。


親方と女将とYクンとボク、ついつい話し込んで深夜一歩手前まで。



2017年7月17日月曜日

L’Assiette Blanche

昨日書いたとおり、今日の同じ時刻に再度白金に。
ハイ、一日間違えました。
んで、あらためて『L’Assiette Blancheラシェット・ブランシュ』に。

食べログ 4.31

坊主頭の神田の御輿野郎と男二人フレンチ。
彼の行きつけってことで、ずーっと話は聞かされていました。
嬉しいネェ、、、
シェフはコート・ドール出身だもの、
それだけで信用が置けまする。


しみじみ、、、


なんて居心地が良いのだろう、、、
アニバーサリーを祝うお客さまに対し、
シェフとサーヴィスくんの対応が素晴らしい。

その姿は謹厳実直であり、
ほんと、しみじみ美味いのです。


店は人なり、だな。



Sciroganese

アハハ、
今日は白金でフレンチだーい!
と、白麻の一張羅で首都高を「霞が関出口」まで。
三十分前に現着し、「四の橋」のタイムスで車中待ち。
正午になって店の扉を開け、予約を入れた友人の名を告げた。
予約帳を広げたギャルソンの口から、
「U様のご予約は、本日ではなくー月ー日となっております」と。




ああ無情、、、




しょーがない、豆助を銀座に呼び出し合流を。

アスファルトジャングル を彷徨い、やっとオアシス見っけ。
他のオアシスは連休ゆえに大行列だし満杯だし。

「この季節、暑いから外国人は少ないよ」と友人は言ってた。
ウソウソ、欧米さんやチャイニィーズさんがいーーーっぱい。
「爆買いは終わった」って言われてるけど、斜め後ろテーブルのチャさんたち、
「CHANEL」「DOVER STREET MARKET」もろもろの紙袋を沢山。
んでチャさん、ここの「せいろ」は超小盛だから、わんこ蕎麦のごとく追加追加で。

ボクは一杯の「冷やしかけ」を手繰る。
じゅんさいと焼きナスと梅干の乗っかったやつね。

汗が引くぅ、、、
ド疲れさまな連休初日です。





2017年7月14日金曜日

The Last Rose of Summer.

ここんとこ、少しずつですが夜明けが遅くなってきました。
ちょっと前は明るかった午前四時が、今はもう薄暗くなってます。
なにしろ朝早い豆腐屋だからね、そこの変化には敏感です。
今日はショウリョウバッタも見かけたし、井戸端の柿の実もすくすく大きく育ってます。

早く来い来い豊穣の秋よ。
太目は夏が苦手です。


エアコンを利かせた書斎(BAR宗愚)でクラガンモアを。
やばいな、スルリスルスル胃の腑に下る。

あと一日で連休に、、、
今日は涼しく寝れるでしょうかね。






「庭の千草」良いな。

2017年7月12日水曜日

Craypas

お客様の80代の奥様が、
「以前は友人たちと旅行をしていたけど、
 60歳ぐらいから一人旅が好くなってしまってね」
80代の今も、旅も観劇も一人で行くとのこと。
そして、ときどきお土産をくださいます。

「一人なら、他人(ひと)に気を使うこともないからね。
 自分の行きたいところへ行き、見たいものを見る、気が楽でしょ」

ご近所に住んでいたキャリアなおばあちゃんも、
旧知の60歳の女性も同じことを言っていた。
皆々様方、とても聡明な女性です。

60歳からの一人(独り)旅ねぇ、、、
憧れるなぁ。







レトロパッケージマニアです。
東京タワー(1958年12月23日竣工)を眺める母子のイラストから、
たぶんボクが生まれた頃のクレパスだと思います。

14色 花王クレヨン

お母さんのサブリナパンツも時代だね。
お父さんは会社出勤ですかね。

ボクらの時代は「サクラクレパス」か「ぺんてるクレヨン」だったし、
花王がクレヨンを販売していたのはだいぶ経って知ったこと。






2017年7月9日日曜日

Memories of summer.

暑い最中、家族にくっ付いて隣町のコストコと三井のアウトレットまで。
この灼熱の日曜日にこの混雑、飯食うのにも並ぶ羽目に。
おかげさんで、座ると同時に生を大ジョッキ3杯一気呑みしましたよ。
んで、それ以後、、、
心地良い酔いっつーよりも、
怠さと眠気と尿意とのせめぎあいのお買い物となりました。

でもでも、ビームスでボクにも穿けるショートパンツ(旧称・バミューダ)を見っけた。
ここぞとばかり複数購入。
だってサイズが有るときに買っておかないとネ。

帰路から深い眠りに、、、






セルロイドフェチのボク、静岡のアンティークショップから小箱を入手した。
名刺入れに使うつもり。
戦前製でしょかね、
ボクの生まれる以前の物ですが、このグリーンと象牙色に郷愁をそそられます。


ただ今、本日二度目の飲酒中で、、、




2017年7月8日土曜日

Craft

デッドストックのSASAKI GLASS HAND CRAFTED を入手した。
1960年代製造、デザイナー:同社 商品開発部 竹内伝治による製品なのね。

形状はティアドロップ、表面はすりガラス仕上げ、カラーは黄・ブルー・ルビーレッド。
どーよ、1,300円のミッドセンチュリー、
かなりの優れものだぞ。





それにしても驚くのは現代版「娘道成寺」だな。
「もはやこれまで」と逃げる船越・安珍と、
感情の赴くまま、「ただではおかぬ」と安珍を追いかけ峠道を疾走する清姫女房。

YouTubeでは、ちょっと「八つ墓村」も入ってるし。

どーぞ釣鐘で焼かれぬよーに。

クワバラ、クワバラ、クワバタオハラ・・・

2017年7月6日木曜日

Senba

お中元シーズン突入で、
マジ忙しくて。
朝起きてからずーっと仕事で、仕事が終わって呑んだら寝落ち、
はっと目覚めりゃ即仕事。
先日は夢の中でもガンモドキ揚げてんのよ、イヤんなっちゃう。

よくあることで。。。



2017年7月2日日曜日

Turquoise Blue

蒸しっと暑い日曜日の昼、
彦十女史と鮨っ食いを馬喰横山の「一條」さんで。


お互い昭和中期生まれのほぼ同期、
でも何かと人生経験豊富な女史には教えていただくことばかりです。
ボクにとっては理想の上司の天海祐希 み た い な。

今日もターコイズのアクセがかっこいい女史、
70年代の昔、
「いつかはパイソンのトニーラマとゴローズのターコイズを」と憧憬の的だった。
女史と会うたび、やはり当時の欲求がフツフツと湧いてきて、我を忘れて欲しくなる。


それにしても「一條」の親方、冷房利かせすぎよん。
あれじゃ冷蔵庫ん中ですぜ。(ヘクション)




2017年7月1日土曜日

Family Nude

昔の雑誌のページをめくると、
興味深い記事に遭遇する。

an an 1970/5/20号

婚約中の加藤和彦氏(23)とミカ様(21)のファミリーヌードがあった。
サディスティックミカバンドの結成ちょっと前だね。

「紀元弐阡年」持ってたし、「黒船」も買ったし、、、



亡くなる少し前、
京都の円山公園でロングノーズのモーガンに乗った氏を見かけた。